※2015.12.14 文章微修正
おことわり
この記事は、シンデレラガールズ(アニメ)の22・23話を視聴済みであることを前提に書いています。そこまで見ていない方についてはネタバレになる恐れもあるのでご注意ください。
はじめに
シンデレラガールズ(アニメ)の22話を見終わってから23話を見終わるまでの間は、本当に胸の苦しい一週間だった。
この一週間の間、毎晩のように「卯月どうなるんだろう、どういう解決にもっていくんだろう…」って考えていたくらいだった。
23話を見たことでだいぶ救われたのだが、そこで思ったのは、「アニメ側のストーリーを、ゲームのそれと競合させないようにする」ことに注意されていたのでは、ということである。
「アニメ側のストーリーを、ゲームのそれと競合させないようにする」とは
アニメ内の卯月は「頑張ります!」ばかりでその先の進展がない、ということを言われているわけだが、ではゲーム内ではどうなのかというと、ゲーム内でもそんな具合なのである。
ということは、もし「とにかく頑張る」という卯月の属性が変わってしまうと、それはゲームのストーリーと競合してしまうことになるのである。
それを23話では流石に考慮していたのかな、ということを私は感じたのである。つまり、「頑張る方向性を決めずに」「また頑張れるための方法を見つける」という解決に持っていったことで、ゲームと競合しなくなっているわけである。ゲームのストーリーのどこかに差し込まれていてもおかしくないのである。
それに付随してだが、アニメが「笑顔」をメインテーマにしていたのは、卯月について上記の点を変えられないという制約のもとで、何をメインテーマにすれば卯月をストーリーの中心に持って来られるか?という結果であったのではないかと推測している。というのも、卯月における「笑顔」は、ゲーム中ではそこまで毎度のように取り上げられているわけではないのである。
島村卯月 - アイドルマスターシンデレラガールズwiki
ここで見ればわかるのだが、笑顔に時折言及はされるものの、散発的な上にカード数で見ても半数もない。笑顔は卯月の「一つの良さ」ではあっても「最大の良さ」というほどの扱いは受けてないように思っている。
ただ、それをアニメで最大のテーマとして取り上げたからこそ、ゲームと競合せずに卯月を強く取り上げることができたのかなと思う。もちろん、「笑顔」は全員にとってのテーマでもあるのだが。
余談だが、ではアニメ以前で卯月の笑顔が一番活躍したのって何だろうと考えたら、グランブルーファンタジーとのコラボなんじゃないかと思っている。笑顔が魔法となって活躍しているし。
23話は「自分が通ってきた道」をなぞり直すことになって苦しかった、そして救われた
23話では、笑顔を見せられなくなった卯月は、周りから「卯月の笑顔のおかげで」ということを言われたことで、また笑顔を見せられるようになった。
こういう「他人に言われることで」自分のよさを知ることの大事さは、自分は気づけるまでに時間がかかったほうだったこともあり、見ていて非常に苦しかったし、でもそれに卯月が気づけたということで気持ちが救われた。
そして24話へ
まだひと山ありそうですが、楽しみにしています。