有志オーケストラによりミリオンライブ曲の演奏会を行う企画「Live The@ter Orchestra」(以下、LTO)。
第1回として*12025年10月5日に川崎市で演奏会を開催したのですが、こちらに演奏者(トランペット)と編曲者(Brand New Theater!)で参加していました。
何とか編曲を完了させるとともに、演奏も準備して実施でき、なかなか大変でもあり反省点もありますが達成感も大きかったです。
- 前編(いまここ):引き受けてから当日までの流れ、全体として思ったこととか
- 後編:編曲のこだわり・学んだこと、演奏して思ったことなど
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— 導線 (@dousenP) 2025年10月5日
ここが私たちのステージです! pic.twitter.com/iv60qrPs0Z
【演奏会情報】
— Live The@ter Orchestra (@LTO_Orchestra) 2025年10月5日
LIVE THE@TER ORCHESTRA CONCERT 01 カラフルにあらぶるオーケストラ!
無事に終演致しました。ご来場いただいたプロデューサーの皆さまありがとうございました。本日のセットリストはこちら👇
演奏動画は後日配信予定です!!
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時系列順の出来事
1月~2月:Brand New Theater!の編曲を引き受けた&奏者としても参加表明
もともと私は、吹奏楽の楽器が中心(だが他の楽器も歓迎)のアイマス曲の演奏オフ「アイドルマスタープロデューサーズ楽団(imas_PB)」を想定したBrand New Theater!の編曲を以前にしていました。そのことから2025年1月に、LTO向けの編曲をしないかというお誘いをいただき、編曲を始めたのでした。
またそれを決めたことから、ならば演奏にも参加したいということで参加表明しました。私は主にトランペットとユーフォニアムを演奏しているのですが、奏者の募集数もありトランペットで参加することに。
なお練習場所が関東圏のみと明示されており、かつ練習は一定回数参加することが条件とされていたため、遠方からの演奏者はそこまで多くなかったです(遠方からの参加者は練習参加回数については緩和されてはいました)。
3月~4月:我流でしかやってこなかった編曲、修正に悪戦苦闘
でLTO向け編曲を4月頭に一度完成させたのですが、編曲のチェックをする方からのコメントで修正箇所が多すぎて(後編で書きます)、何度も修正を繰り返すことに。「ここまで直っていればまず合奏に出せる」という判断になるまで修正できたのは6月中旬でした(当初は5月中旬までに出す予定で計画が組まれていた)。
これは自分が副業や他のアイマスで立て込んでいて進みが遅かったというのもありました。3月にあまりに進捗が悪くて、以後の修正は他の方にお願いするかというのも検討したのですが、できることなら自分で書きたくて頑張ってました。関係する皆様にはご迷惑をおかけしました。
これは自分が吹奏楽には慣れていてもオーケストラには慣れていなかったというのもあるのですが、それ以上に、編曲の仕方が我流すぎて「原曲からの音の取り方」がうまくいっていなかったというのが大きかったです(後編で書きます)。
5月~8月:練習。楽譜と耳と体で曲を覚えていく
5月4日、5月24日、7月20日の練習に参加できました。
実際に合奏してみて「こんな素敵な演奏を作り上げるのに貢献したい」とモチベーションが高まるのでした。
また、「楽譜と耳と体で曲を覚えていく」ってのが大事だなというのを感じました。どれか1つだけで覚えようとするよりも、楽譜と耳(他の人の演奏)と体(演奏するときの指や口)をセットにして練習すると覚えが早いです。今回は楽曲中にリズムがわかりにくい演奏箇所もたびたびあり(後編で書きます)、そういったところもこの繰り返しが必要だなと。
5月24日の練習の際、ユーフォニアム7本+テナーホーンのアンサンブルへの参加のお誘いをいただき、引き受けることに。なおそのため、次回以降はユーフォニアムも輸送する必要が生じたため、輸送計画をちゃんと考える必要が生じました。
7月20日の練習は、自分が最初にBrand New Theater!の合奏の練習ができた回だったのですが、そのときに指揮者のpapagenoさんが演奏時のポイントを自分が想像していた以上の解像度で話しており、これが指揮者の仕事なのか…と思いながら見ていました。
6月21日の練習(この回は私は参加できなかった)と7月20日の練習では、Brand New Theater!を合奏したことを踏まえた編曲内容に対するフィードバックがあり、それを受けて8月中旬に提出した編曲が結果的にほぼ最終版となりました(以後は微修正のみとなった)。
9月:自主練も組んで準備を整える
現在の自分の状況では、週に何度も自主練をするというのは難しいところだったのですが、合奏練習とは別にしっかり練習をしたいということで、3週間前からは1週間に1回は自主練の日を取るようにしました。このうち1回は自宅でトランペットにミュートを付けて練習したのですが、残る2回は近所の時間貸しの音楽スタジオを借りて練習していました。
これはミュートを付けて吹くのとそうでないのとでは感覚が違うというのもありますし、アンサンブルでユーフォニアムで出るのでその練習をしたかった(ユーフォニアムのミュートは持っていなかった)というのもあります。
本番2週間前の土日(9月20日~21日)に練習が組まれることになっていたのですが、そこでは自分は「実際に合奏を見せることを見越した」意識で練習をするようにしていました。具体的には一回しかチャンスがない中で確実に音を出せるかというもの。自分は演奏会での演奏という経験が全然なく、そこがかなりの懸念事項だったのでした。口の準備の仕方などを楽譜に書き込んでいました。
またこのときは、「本番の会場に行くときを見越した荷造り」をしていました。スーツ着るのに鞄の余裕はあるのか?とか考えて。(結果、スーツは本番前日~当日にずっと着るという戦術になりました)
10月4日~5日:前日リハと本番
本番前日の10月4日に同会場でリハーサルが組まれていて、流れなども含めて練習できました。そのときに、自分の中で「何とかなるだろう」という感覚まで持っていけたのはほっとしたところでした。
本番ではやっぱり、多数の観客がいる中で演奏しないとならない雰囲気は特別なものでした。現に観客を目の前にすると、それだけ演奏する力も湧いてくるんですよね。ただその点での反省点として、ペース配分を考えない演奏になってしまい、終盤で音が出しにくくなっていたのはありました…。あと思うように音が出なかった箇所もいくつかありましたが、何とかできてよかったです。
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— 導線 (@dousenP) 2025年10月5日
まもなく本番… pic.twitter.com/21Olr7eoPY
雑感
一番は、こういった演奏会経験のなかった私が、こうやってひとつやり遂げられたのは大きな経験だったなということです。人前でしっかり見てもらう演奏をするとき、何を気を付けないとならないのか、そういうことを新たに考えながら実行に移していけたというのが大きかったです。
ただもっと考えることがあったのは、事前準備の段階(特に編曲をしている時期。個人練習をしている時期もそうだったが)でした。
作業しないとならないことは大量にあるのに、仕事で精神的な余力がなくなってしまい作業が進まない、休日も毎日使えるわけではない(アイマスが忙しくてアイマスができない状態とか)という状況に悩まされていました。週1回だけ仕事を早く切り上げる日を決めて作業時間を確保する*2とかで、工夫しないと作業が進まないという状況になっていました。
それでもなお、編曲を優先するために延期していたことはたくさんあって、例えば自分の5月に書いたブログが3月の出来事ばかりになっているのもこれが理由でした。あとこの時期は部屋が散らかりすぎてました…。
あと、演奏者間の連絡の返事が遅くなってしまったこともありました。申し訳なかったです…
それを何とか乗り越えた達成感は大きかったです。
現在編曲が保留中の曲があるので(アイマスだけどミリオンではない)、そろそろ再開したいです。
最後に。もしLTO02が開催される運びになったら、また参加したいですね!
【後編へ続く】