待望のアイドルマスター劇場版が公開された。私は1月25日(公開初日)と2月15日の2回鑑賞した。
2回見たことで、細かいところにも気を払いながら見られたということもあるので、そろそろ感想をまとめておく。
手短に言うと
自分がプロデューサーの役になるくらいの気持ちで見るのがよい映画だと感じた。
字面だけ見ると当たり前に見えるかもしれないが、実はここを意識することが重要なのではと思っている。
この映画を単にアイドル達のやり取りとして見ると、やり取りがちょっとベタベタかなーと感じられたのである。特に志保のシーンは全般的に。1回目の鑑賞時はそういう印象であった。
ただ2回目を見たとき、なぜなのかは分からないが、「アイドル達は苦しみながらがんばってるじゃないか」という気持ちで見られたのである。それによって、「こういうやり取りになるのは、ベタベタかもしれないけどリアリティあるな」と感じられたのである。
ちなみに私はこの映画は、別に「アニメを全部見た人向け」の映画ではないと思っている。ただ、アイマスの前提知識は持ってないと見づらいと思うし、何よりも上記の通り「これからアイドル達をもっと好きになっていきたい」という気持ちを持って見てほしいと思っている。
2回見る必要があったのか
自分にとっては、当初は「1回見ればいいだろう、円盤化されるまでは見直そうという気持ちは起きないだろう」と思っていた。今まで映画を見たときはだいたいそういう気持ちだったからである。
ただ、このアイマス劇場版についてはそれが当てはまらず、1回目を見たあとに「これもう1回は見ておこう」と思ったのである。これには理由がいくつかあって、
- アイマスが好きになりすぎてしまった自分としては、細かいネタもできるだけ拾っておきたかった。
- 今まで私が見た映画に比べるとテーマが重くなく、繰り返し見ることが精神的に負担にならない内容だった。
というものがある。
キャラ別に思ったこととか
※全キャラ書いてはいません
- 伊織:裏の主役。あと水瀬邸がしっかり出てきたのがよかった。
- 雪歩:同じく萩原邸がしっかり出てきたのがよかった。地味な活躍。
- 千早:ライブ会場に千早母が出なかったのは次への伏線なんだろうか。あと、はるちは以外では影が薄めだったような…。
- 美希:アイドルとして、またそれ以外でも春香のライバルとしての位置付けがはっきりしていた。あとアルティメットおにぎり波。
- 奈緒:あの大阪弁が他のキャラとの掛け合いの中で聞けた!
- 可奈:即興で歌うのが映画館で聞けた!ただ、ゲーム中の「歌が下手」というのはクローズアップされなかった。代わってなかなかダンスが上手くならないということが描かれていたわけだが。
- 美奈子:台所に行くシーンはあったが、料理シーンはなかった。ちょっと期待していたのだが。
- 涼ちん:876組がポスターなどとして登場する際、2回ほど涼ちんだけがちゃんと写ってない。涼は不憫。
- モバマス組:テレビアニメの際「モブにしまむらさんっぽい人がいる」ってことが言われていたので、今回もそういうパターンがないか探してみたのだが別にいなかった模様*1。1回目を見たとき、一瞬奥山沙織っぽい女子がいるように見えたが、2回目で見てみてこれはちょっと違うと確認。あと、なんでや!かな子関係ないやろ!
- ハム蔵:序盤活躍しすぎ。
小ネタ
- M@STERPIECEのライブシーンは、映像もすごいことになるだろうとは思っていたのだが、それよりも私は歌詞に注意して聞いていた(1回目の鑑賞時)。映画全体、そしてこの先のアイマスをどのように表現するのかがそこにあると思ったので。………はい、震えが止まりませんでしたよ!
- M@STERPIECEのライブシーンにおいて、ミリオンライブ組のダンスがシンプルすぎないか?ってツッコミを見たのだが、きっと別の曲も多数あったんだよ!エンディング映像を見るとそんな雰囲気に見えた。
- 1回目を見たあと、他の方々から「ホワイトボードに"導線"って書かれてる部分があって導線Pを想像してしまった」という声を数名から頂いたのだが、私はそれを1回目のときには見つけられなかった。2回目に注意して見て把握できた。
- 1回目を見て新曲に感激してCDを買おうと思ったのだが、映画サウンドトラックCDでは新曲はフルバージョンが収録されてないと知ったので見送った。フルいつですか!!!!
おわりに
この映画は、「アイマスPがやってほしいと思っていたことをいろいろと拾いつつ」「アイドル達の成長を、新しいキャラも交えつつ描いた」ものだと思っている。
まだまだ、アイマスのストーリーがどう展開していくのか楽しみです。ゲームの新作(ワンフォーオール)も出ますし*2、シンデレラガールズのアニメPVが出ていろんなフラグが立ったりしてますし。